〜天羅万象・零〜 シナリオ『忠義の行方』 ****************************************************************************************** ▼プロローグ 戦に勝ち得られるものがある、戦に敗れ失うものがある。 幾多の悲劇の歴史を知りつつもなお、人は戦を繰り返す。 人の野心が欲が人の命と運命を弄ぶ・・・。 それは人の性なのだろうか・・・。 ************************************************************************************** ■PCハンドアウト ▼PC0(推奨:金剛機、武芸者 など) 沙羅の先代大名「柳 龍禅」(男、48歳)の魂を封じた金剛機。 10年前に己の野心による戦で香駆に負け、己の命と引き替えに国と柳家の 取りつぶしを免れた経緯がある。 その武芸者としての腕を惜しまれ、封印記憶を施し金剛機として生まれ変わった。 現在は香駆守の懐刀として、戦に暗殺にと奔走している。  ※女性キャラが良い場合は中身を「柳 命光」と取り替え可能。 ▼PC1(推奨:剣士、武芸者 など) 沙羅の家臣で武家の御曹司。 先代から使えている家臣で、先代に剣の手ほどきを受けるなど恩義がある。 沙羅の歴史を知り、現大名「柳 命光」の憂いを感じている。 PC2の姫とは許嫁だった。此度の香駆と憐武の戦で姫の安否を心配している。 ※「サムライ」入れると子孫残せなくなるから注意。 ▼PC2(推奨:姫、ヨロイ乗り など) 沙羅の国から人質として香駆の国に嫁いだ姫。(12歳前後) 天才的なヨロイ乗りとしての素養があり、その才能を高く買われている。 沙羅の大名「柳 命光」の娘にあたる。『千手接合機能』という特殊接合が使えるヨロイ乗り。 ※千手接合機能: 1機の明鏡ヨロイをコアにして複数の無人機面ヨロイを同時に操る機能。 戦闘では機面ヨロイ1機につき、命中判定のサイコロを1こプラスできる。 また、受けたダメージを機面ヨロイに割り振る事ができる。機面ヨロイ1機(活力:6) 機面ヨロイは、最大で『天下』の数値までの機数を同時に操る事ができる。 ▼PC3(推奨:軍師、天下人 など) 憐武の軍師。 天才軍師として憐武守の信頼が厚い。 香駆により仕掛けられた戦で劣勢となり、戦局を打破すべく沙羅と御峰を 味方につけようと画策する。  ▼PC4(推奨:神宮巫女 苦是衆 など) 北朝より遣わされた巫女で、南朝の神宮巫女「已雲」の行方を追っている。 已雲による戦渦の広がりを調査し、その被害を最小に抑え已雲を逮捕する事を目的としている。 こと已雲がらみの事に対する『特殊権限限定解除』のパスワードをもっている。 ※特殊権限限定解除:已雲がらみの調査等に関して、許可を得て神術を「中級」扱いにできる。 ▼PC5(推奨:法師、蠱使い など) 御峰の大名に遣える家臣であり法師。  御峰守の命を受け、香駆と憐武の戦の戦局と情勢を見極め、御峰はどう動くべきか、 どちら側に付くべきか?を見極め報告するよう命を受けた。 現在は、諸国を回り情報を集めている。 ▼PC(予備A)(推奨:シノビ) 憐武の軍師に遣えるシノビ。 軍師の命で奔走する。 **************************************************************************************** ※キャラ作成 初期作成にボーナスとして業50点までオーバーして作成して良い。 50点分のボーナスはキャラ作成後の業からマイナスする事。 その際、業が108以下になって無くてはならない。 また業が10点以下になってはいけない。 ****************************************************************************************** ■舞台設定 ●東州:北千国(ほくせんこく) 香駆、憐武、沙羅、御峰の4国からなる巨大な国。 東州での一大勢力国家となっている。 神宮家の下賜品が多く出回っている。 南朝神宮家の勢力下ではあるが、機面鏡の技術などは出回っている。 ▼香駆(かがり) 名代:鳳凰院 時臣(ほうおういん ときおみ)香駆守(かがりのかみ) 古くから有る国で、北千国の中心国。代々国主が名代に任命されている。 その為、神宮家からの下賜品が多く、軍事力の質、量共に他国を圧倒する。 国内に神宮家の大社「北千神宮大社」があり、年に一度、神宮家への奉納祭り(神奉祭)が開かれている。 数年前に先代「幸臣」が病死した事により、息子の「時臣」が若くして国主を次いだ。 時臣の政は「富国強兵」を唱い、高位の神宮巫女を宮司に迎え、さらなる神宮家の後ろ立てを得つつ、 下賜品を増やし、大規模な軍事強化を行っている。 戦力:兵員10万、金剛機3機、ヨロイ5機、機面ヨロイ12機、サムライ5人 ▼憐武(れんぶ) 大名:武田 正虎(たけだ まさとら) 憐武守(れんぶのかみ) 北千国では、香駆に次ぐ国力を持つ国。 外様大名が納める貧しい領地であったが、 領内でヒイロ金の鉱脈を見つけ出し、一気に国力を高める事に成功した。 香駆へ対抗できるように国を強くする政を積極的に行い、香駆との下賜品の差を埋める為、 サムライや機人などを多く雇用して軍事強化を行っている。 神宮家の後ろ盾を欲しており、北千神宮大社の宮司に度々、使いを送っている。 政は質実剛健だが、貧しい土地から成り上がり国を富ませた正虎の手腕は民衆から支持されている。  戦力:兵員4万、ヨロイ1機、機面ヨロイ2機、サムライ8人、機人12人 ▼沙羅(さら) 大名:柳 命光(やなぎ みょうこう) 沙羅守(さらのかみ) 北千国では憐武に次ぐ国力だが、憐武の国力の半分程度。 その昔、現在の憐武を超える国力と戦力を有していたが、先代「柳 龍禅」の野心による 香駆との戦に負け土地を半分に減らされた。現在は人質として香駆に姫を送り同盟を結んだ状態にある。 内政は先代と違い税も軽く住みやすい為、他国を逃げ出した民などが多く住み着いている。 大名の「柳 命光」は先代の正妻に当たる人物である。 戦力:兵員1万、金剛機1機、ヨロイ1機 ▼御峰(ごほう) 大名:太堕良 鑑真(ただら がんじん) 御峰守(ごほうのかみ) 大名が鳳凰宗の法師という宗教国家。 北千国では一番小さな国だが、 国のあちこちに仏殿があり、北千国の宗教の拠点となっている。 土地が痩せていたり資源も乏しい事から、戦を仕掛けられる事はほとんど無い。 中立国家を謡い、戦への介入を頑なに拒んでいる。 しかし、信仰に厚い僧兵を数多く保有しており眠れる獅子と言われる。 戦力:兵員5千、特殊僧兵10人(サムライ相当) ******************************************************************************************